自分のために、大切な人のためにダイヤモンドのジュエリーをお探しの方、購入決断の前にダイヤモンドのこと、ちょっとだけ勉強しませんか?
ご興味のある方はお付き合いくださると嬉しいです。

ダイヤモンドの誕生

ダイヤモンドは地中150~250kmの深さにあるマントルという場所で誕生します。
250kmと言ったら、なんと東京から浜松や福島あたりです!

そんな地中の深いところで、非常な高温や圧力などのさまざまな条件が重なって初めてダイヤモンドの結晶となります。

ダイヤモンドの結晶は、火山活動によって猛スピードで地表近くまで押し上げられ、そこでようやく人の手で掘り出されます。

ちなみにダイヤモンドとはギリシャ語で無敵を表す「アダマス」が由来なんだそうです。
和名では金剛石」と呼びます。

ダイヤモンドの主な産地

ダイヤモンドは地球上の20数か所で産出されますが、現在の主な産地はロシア、カナダ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカが主なところです。
中でもナミビアで産出されるものは高品質で知られています。

ダイヤモンドの品質の見分け方

ジュエリーに使用されるダイヤモンドの多くは無色(カラーレス)から黄色みのものです。
ダイヤモンドの本来の性質は、無色の石の中からいろいろな色が発散されて魅力的な輝きを放つことです。

ダイヤモンドの品質は、その輝き、欠点の有無と程度、サイズで判定されます。
そしてその美しい輝きは素材の善し悪しとカットで決まります。

石の透明度が高いというのが、高品質のダイヤモンドの絶対必要条件ですが、その透明度が高い高品質の素材に優れたカットを施すことにより、美しく輝くダイヤモンドになります。

グレードが落ちると透明度が低くなり、低クラスになると半透明になってしまいます。

欠点というのは、黒く見える内包物(インクルージョン)や、クリベージと言われる割れの性質のことです。
驚くことに、ダイヤモンドは、ある方向からの力によって割れやすい性質を持っているのです。
この割れる現象のことを「劈開」・「へき開」と言います。

次にサイズですが、サイズはもちろん大きいほど価値があることは言うまでもありません。
良く聞く「カラット」は重さの単位で、1カラットは0.2gに相当します。
直径で示せば、2カラット:約8.2mm、1カラット:約6.5mm、0.4カラット:約4.8mm、0.2カラット:約3.8mmとなります。

ダイヤモンドの4Cとは

「4C」というのも良く聞く用語ですが、これはダイヤモンドの等級づけ(グレーディング)の4要素を表すもので、Color(カラー)・Clarity(クラリティー)・Cut(カット)・Carat(カラット)で、その頭文字を取ったものが4Cと呼ばれます。

Color(カラー)は無色のダイヤモンドをDとして、以下、E・F・G・・・~Zまで等級づけされ、Zに向かうほど黄色みが濃くなります。
目安としては、「D・E・F」は無色で、「G・H・I・J」がほぼ無色、上記の通り、あとはZに近づくほどに黄色くなります。

Clarity(クラリティー)とは、10倍に拡大して検査したときに内包物(インクルージョン)の有無や位置、大きさなどを基に評価したものです。
以下、簡単に説明します。
FL=10倍拡大で無傷
IF=外部に微少な小傷のみ
VVS1,VVS2=10倍拡大でも発見しにくい内包物
VS1,VS2=10倍拡大でも「やや」発見しにくい内包物
SI1,SI2=10倍拡大で発見できる内包物
I1,I2,I3=肉眼で容易に発見できる内包物

Cut(カット)はラウンドブリリアントカットされたダイヤモンドのみを対象としており、このカットを用いて、光を最大限に引き出す形やカット面の磨き、カットの対称性などを総合的に判断したものです。
最高品質を「Excellet」とし下記に続きます。
「Very good」
「Good」
「Fair」
品質が良くないものは「Poor」となります。

「ブリリアントカット」については、次回の記事でご紹介します。

Carat(カラット)は上記した通り、重さの単位です。
1カラットは0.2g相当で、直径で示すと以下の通りです。
2カラット=約8.2mm
1カラット=約6.5mm
0.4カラット=約4.8mm
0.2カラット=約3.8mm

ダイヤモンドのカットについては次の記事でご紹介したいと思います。

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